2012年2月24日金曜日

如月とキムチと二月の菓子

一年中温暖な南カリフォルニアであるが、所によっては未明から早朝にかけて、まだまだ冷え込みが厳しい。万象いきいきとして春らしくなるには、もう少し時間がかかりそうだ。

陰暦二月の異称は「如月」(きさらぎ)である。寒いので着物を更に重ね着するので「衣更着」などとも書くと教わった。また、歳時記にもそう記されてある。

実はこれは誤りで、正しくは草木の更生することをいい、「生更ぎ」と書く。

日本は今、韓流ブームだそうだが、当地でも7年前の『冬のソナタ』以来、日系のスーパーではキムチがよく売れ始めていると聞く。

『ためしてガッテン』の受け売りであるが、キムチ鍋を美味しくこしらえるコツは、豚肉とキムチを鍋に入れる前に、まず、フライパンにゴマ油をひいて炒めることである。一緒に煮干も鍋に少々入れると、まろやかでコクのある、味わい深いキムチスープに出来上がる。

ごく最近になって知ったのであるが、ガーデナにある『キムチ・ハウス』製造のキムチが美味しい。一部のスーパーでも売られているが、本店で購入する方が新鮮で、味に格段の差がある。

キムチ納豆は血栓を溶かして、血液をサラサラにする効果があるといわれている。従って週に3回はキムチを刻んで納豆を混ぜたものに、ネギ、モロヘイヤ、そして大葉をみじん切りにしたものを加えて、玄米にかけて食べている。

毎年二月になると、子供の頃に味わったうぐいす餅やわらび餅を懐かしく思うことがある。中でも、日本最古の長編小説『宇津保物語』、『源氏物語』に「つばいもち」として出てくる椿餅は、唐菓子の一種で、日本で最初の菓子といわれている。

一句浮かびました。「父母偲び自由の国でわらび餅」(賛美)





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