2012年5月31日木曜日

紺青(こんじょう)の中の燻し銀
ああ 己の中にトランペットペット
沈鬱の中の回転木馬
逝った砌(みぎり)のしたたり落ちる快感
なんてけだるい宇宙遊泳
不協和音に酔いしれる自我
とこしえに赤い鮮血に
限りなく陶酔ししますす

2012年5月30日水曜日

採血

僕の血管は異様に細い、採血の際は看護師泣かせである。熟練された看護師なら、採血の時一発で済むのに、本日は最悪でした。採血の時、看護師が入れ代わり立ち代わり失敗。

下手やな~ 私にやらせてくれたら、うまのに!」と元看護師の江美子が、耳元でほざきよった。

結局、採血専門医に採血をしてもらった。これにて一件落着! 遠山桜。

痛い思いをしたので、けったくそ悪いから『えぼし』で、小エビ・ラーメンを食べて帰りました。

ああ~ 痛かった~!

2012年5月29日火曜日

フコイダン


僕は何となく今度サプリメントを飲むとしたら、鹿角霊芝と決めていた。ある日、イエス様に祈っていると、イエス様の声が聞こえてきた。「フコイダンにしなさい」。

早速インターネットで調べてみた。沖縄モズク100%、含有量が多い、他のメーカーと比べても安い、良心的。僕は『生きるフコイダン』に決定した。

沖縄の義理の姉に頼んで、6ヶ月分(約16万円)送ってもらった。

三位一体の神様、後生ですから僕の癌をお癒しください! 癒してください、アーメン!
 

2012年5月28日月曜日

神戸


僕の若かれし頃、神戸の街を当てもなく散策するのが好きだった。中でもトアロードの坂道を登って、北野町界隈を散策するのが定番となっていた。トアロードの途中『デリカテッセン』に寄って、時折スモークサーモンのサンドイッチを購入した。

山の手にある北野町は、まるで欧州の片田舎を歩いているようだ。1977NHKの朝の連続ドラマ『風見鶏』以降、北野町は異人館がブームになり、その後、観光化されて人の波が押し寄せるようになった。

以来、静寂さが無くなり、西欧の情緒が薄れ果てていった。僕は興醒めするばかりだ。11年前に帰国した際、江美子と一緒に北野町を訪れてみた。江美子とロマンチックなひと時を過ごそうと思っていたのに、正に人の洪水。僕は白けてしまった。

35年前に、一度訪れた『北野クラブ』へ江美子を案内した。『北野クラブ』はフランス料理のレストランで、江美子と共に午餐のひと時を過ごした。往時のメニューは、ロブスター・ビスクとフォアグラのテリーヌ。メインはススキのポトフ。

食後は、六甲山にケーブルで上った。ケーブルの駅の近くに、野生のイノシシが出没。野生にしては人懐こい。展望台の上で神戸の街並みを眺めながら、江美子といつまでも、いつまでも寄り添いあった。

2012年5月26日土曜日

イエス様の癒しを信じる心

あの悪夢から、2012925日で、まる4年が経過します。カイザー(病院)のICUにいた時、医師にステージ4(末期癌)を宣告されました。

僕には信じられませんでした。何故ならば、親族で癌を患って亡くなった者がいないからです。僕は癌の家系ではありません。

一般の病室へ移ってからは、お見舞いに来られた方々に、僕は検査の結果、癌は消えて無くなりましたと伝えました。これは僕の妄想、いや、願望かもしれません。

僕は数日後、手術、治療も大切だけれど、イエス様の癒しを信じることのほうが、もっと大切だと悟りました。

現在まで、イエス様の癒しを信じ続けてきました。これからもイエス様の癒しを、とことん信じる所存でいます。

2010年、大晦日の午後8時頃に、僕は大喀血をいたしました。シティー・オブ・ホープ(病院)のエマージェンシーへ、車で駆けつけました。

車の中で江美子が、血の色はどんな色と聞きました。「鮮血ですか ?」。何にゆえにそんなことを聞くのかと、不思議に思いました。江美子は日本での職業は看護師です。

僕は、即座に病院へ向かうのが先決(鮮血)だと答えました。僕が駄洒落を口走ったのも、心にゆとりが芽生えていたからです。即ち、イエス様の癒しを固く信じて疑わなかったからです。喀血は癒される。僕のすべての病は癒されるのだ。

この日は、入院することになりました。数日後、検査の結果を医師に伺いました。医師は肺炎に罹っていると語った後で、骨にも転移していると告げました。

僕の癌は甲状腺に端を発して、脳、首リンパ、肺に転移していました。今度は骨にも転移していると聞くなり、目の前が闇で覆われました。イエス様の癒しを信じていたのに、更に悪化しているとは、知る由もありません。

僕は、だんだんと生きる希望を失いつつ、奈落の底へと突き落とされるような気持になってきました。落ち込むのと裏腹に、妙に元気が出てきました。僕の性格は、本来は弱虫なのです。日頃から怖がりです。だのに摩訶不思議、僕の信仰がためされられていることに気づきました。僕は自分に強く言い聞かせました。「イエス様の癒しを永遠に信じると」。

3週間後に再び入院をしました。ラディオ・アクティブ・アイオダイン(放射線)の治療を行うためです。治療と検査の結果は、骨に転移した影が完全に消えて無くなりました。脳、甲状腺、首リンパは、既に手術済み。後は肺に癌細胞が残っているだけです。

2011年の11月に、入院をして肺の癌細胞が死滅する目的で、もう一度、放射線治療を執り行いました。治療の結果は最悪でした。肺の癌細胞は増殖している。おまけに骨にまた転移していました。

祈っても、祈っても駄目じゃないか! 僕は自暴自棄に陥りました。鉛のようなストレスが、僕の胸と心を押しつぶします。ふと、僕は死の予感に気づきました。目をつむると、江美子とジョイの顔が現れてきました。どっと涙があふれ出たとき、僕は叫びました。そして声がかれるまで悔い改めました。

イエス様の癒しを永久に信じると約束したのに、ごめんなさいイエス様、この僕をお許しください。まだまだ試練は続くけれど、たとえ暗闇地獄に落ちようとも、神の武具(御言葉)で身も心も強固にしたい。

「それだけではなく、患難をも喜んでいる。なぜなら、患難は忍耐を生み出し、忍耐は練達を生み出し、練達は希望を生み出すことを、知っているからである。そして、希望は失望に終わることはない。なぜなら、わたしたちに賜っている聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからである。」(ローマ535

皆様に、祈りのリクエストがございます。僕の癌が完全に癒されますように、また、ストロークの後遺症、右半身不随が治りますように、失語症が完治しますように、切にお祈りください。有り難うございました。アーメン! ハレルヤ!

2012年5月25日金曜日

肉類を断つ

毎日、ニンジン・ジュースと野菜ジュースを飲む。ニンジン・ジュースは、砂糖を入れたかと思うほどに甘い。

毎日欠かさずに食べる食物は、野菜、ニンニク、豆乳、胚芽米雑穀入り。全てオーガニック。

週に4日以上食べるのは、きのこ類、海藻類。

病気に打ち勝つため2012310日に、あらゆる肉類を断つ。


精神的な肉の思いを断ち切れない僕。不信仰やなぁ~!

2012年5月24日木曜日

野鳥の卵

一世を風靡した四コマ漫画を文章だけで綴ってみる。状況を頭の中に描きながら読んで頂きたい。
1.愛鳥週間(510日から16日)
2.野鳥保護のための話題に沸く(会社にて)
3.同僚たちに小鳥を可愛がる意義について語る。(ペット・ショップに立ち寄って)
4.「どう、焼き鳥で一杯」(赤提灯の店先で)

野鳥を愛する精神とは相反して、鳥を焼いて食べる残酷な矛盾に、この4コマ漫画のブラックユーモアな風刺が奏効した。

2007年の春、乾燥機本来の威力が激減してしまったので、不審に思い詮索をしてみると、地上から3メートルほどの拙家の二階の壁に、手のひら大の乾燥機の排気口があり下側半分が空いていている。この僅かな奥行の箇所に野鳥が営巣していた事がわかった。

野鳥の繁殖期にあたる鳥交()かる陽春ならではの珍事であったが、問題は鳥の巣をどのように対処すべきかである.

家の中から乾燥機と排気口を繋ぐジャバラのホースを取り外して、壁の中から鳥の巣を抜き出した。小枝、枯葉、白い糸くず、千切れたティシュ、毛糸が毬のように円くなっていて、その上に親鳥のものと思われる薄黒い羽根と、美しい山吹色の羽毛と、青空色をした産毛に覆い隠されるようにして、ウズラの卵半分ほどの銀鼠(ぎんねず)に褐色が帯びた、しおらしい野鳥の卵が七つ産み落とされてあった。

即座に抱卵、育雛するための人工繁殖のことを考えたが、ねぐらに戻って来た周章狼狽する親鳥の姿を想うと心が痛む。ここは一つ専門家に連絡をして、的確なアドバイスを請うことにしたい.

お陰で愛鳥週間の意義について深く学ばされた。<鳥交かる 花々咲いて 恋芽生え>(新井)

2012年5月23日水曜日

大国の深憂

アメリカは世界に類を見ない豊かな国である。けれども、食生活に関して考えてみるとどうだろうか。

レストランで料理を注文すると、先ず、一人分の量の多さに圧倒されてしまう。盛り付けに趣向が凝らされているせいか、見ているだけで楽しくて、また美味しそうでもある。

が、味付けの方はというと、塩と胡椒とケチャップを自分の好みに応じて振りかけるだけである。そしてステーキには既製のA‐1ソースがサーブされる.

味よりも、量の多さと見てくれだけで驚かすのがアメリカン・フードだ。

平均的なアメリカ人の昼食はファースト・フードで済ませてしまう。夕食には缶詰を開けるか、冷凍食品を電子レンジで温めるだけである。仰々しい言い方になるが、オーブンを使うのは、感謝祭の折にターキーを焼く時ぐらいだ。

このような食卓事情の下で、アメリカにある中華料理のレストランは、世界的にもレベルが高い。中国四千年の歴史には、彼らの食文化が色濃く根差していると共に、華僑の人々が、安価で芳味な伝統の味をしっかりと継承している。

コンビニは、今や日本人の生活の一部となっている。発祥の地はアメリカであるが、アメリカのコンビニエンス・ストアーで販売されているサンドイッチの味には辟易する。

比して、欧州を旅していて、ラテン系のデリカテッセンや、駅の売店、コンビニなどで売られている軽食の滋味に驚き入ることがある。日本とて同じであろうかと思う。

アメリカの国力については、学ぶべきことが数多とあるが、こと食習慣に関しては、過剰なまでに健康志向の者がいるかと思えば、ジョッキのようなカップで清涼飲料水を飲み、バケツ大の容器を抱えて、バターのたっぷりかかったポップ・コーンを頬張る大食漢の姿をよく見かける。

フライド・チキンにフレンチ・フライ、ポテト・チップにピザ、そしてケーキにアイスクリーム。体内に油と砂糖をふんだんに流し込んでいる飽食の群像に、大国アメリカの深憂が鮮明に描かれている。

2012年5月22日火曜日

給食

お弁当を持参する子は、ジョイのクラスに2人だけだ。ジョイのお弁当は和風仕立て。毎回、鍵和田先生の奥さんが作ってくださる。

他の子供たちは、インターネットでチョイスランチを選んでから、業者が運んでくれる。メニューの内容は、ピザ、ハンバーガー、ホットドック、フライドチキン、パスタ等のジャンクフード。野菜不足!

僕が小学生のころ、学校の給食は不味かった。2年生まで脱脂粉乳が飲めなかった。現在の給食は美味しくなった。ご当地の食材を使って、給食を提供する学校もあると聞く。

写真はチョイスランチと日本の給食。




2012年5月21日月曜日

ああ、疲れたべ~~

本日(517日)Harbor UCLAに於いて、日帰りで小さな手術をおこないました。所要時間1時間余り。執刀医が看護師とペチャクチャ喋って騒がしかった~。局部麻酔だからガンガンと聞こえる。おまけに、江美子も一緒になってお喋りが始まった。

「なにさらしてけつかんねん!」怒鳴ろうと思った。お喋りの内容が聞こえてきた。江美子がほざいた。「主人は優しいのよ…… 」。医師と看護師は僕の顔を見ている。僕は怒鳴るのを思いとどまった。

日本では考えられない手術の話。ああ、疲れたべ~~。

2012年5月19日土曜日

ひろすし


大阪の食べ物屋は廉価で旨い。福島の『ひろすし』、大阪在住の竹馬の友が教えてくれました。何と、にぎりが一皿250円均一。

イクラと数の子で250円。どひぁ~! 安い! 生きの良いヒラメのポン酢。
巨大玉(ぎょく)、シャリが下に隠れている。

大阪に行くことがあれば、是非一度立ち寄ってみなはれ! 8皿食べて2000円ポッキリ!

大阪市北区大淀南1314     Tel: 06-6455-8068
『ひろすし』インフォメーション





2012年5月18日金曜日

Carrots

にんじんを食べる
毎日食べる よく噛んで食べる
2本食べる 昼5本食べた

にんじんジュースを飲む
毎日飲む 朝な夕なに飲む
今朝3杯飲んだ 夕べは5

にんじん にんじん 
寝ても覚めてもにんじん にんじん
にんじん にんじん 
キッチンも冷蔵庫もにんじん にんじん

胃腸の中もにんじん にんじん にんじんのパレード
ウンチもにんじん にんじん にんじんの色

 


2012年5月17日木曜日

近の我が家は来客が多い。ついこないだも、予告なしに7人も来客があった。来客と向き合っていると、意外な側面を発見する。

今日も2人の来客を予定している。明日は5人だ。

拙家の周りを散歩していると、必ず知り合いと出くわす。そして話し込む、時には近所の知り合いの家にお邪魔する。

朝早く散歩に出掛けると、コミュニティーの管理者クレッグと必ず出くわす。立ち話をすること数分。

バーバラは、僕が病気になる前から、コミュニティーのプールで良く会っていた。バーバラの職業は牧師、65歳ぐらいかなぁ。何時も僕の為に祈ってくれる。

ミセス・ガストン(78歳)は、茶飲み友達。元ジョイのチューター、日本のブドウ巨峰が大好物。

隣家のアンソニー21歳は僕の弟分。お好み焼きが好き、日本のお菓子が好き、納豆、糠漬けも好き、ヘンナ外人。僕の方が外人か……

ミス・TJ(約40歳)は、夫の暴力が原因で離婚。3人の子供を子育て中。敬虔なクリスチャン、僕とジョイと江美子の為に、祈ってくださる。