2014年1月29日水曜日

悲観

先生に質問された。
「自分の歩んできた人生を評価するとしたら何点ぐらい?」
「十五点」
「そんなに悲観することないよ」
「何で悲観ですか」

「十五点満点で、十五点」


2014年1月28日火曜日

断腸

巷では悲しいニュースが後を絶たない。幼い子供の命が奪われる事件や、何の罪も無い子供たちが、テロや戦争の犠牲となって死んでいくニュースを耳にすると、胸がキリキリと痛む。だが、心がうずくのもつかの間、人間は日常の雑事にかまけて、他人の災いは直ぐに喪失してしまう。

悲しみのどん底に突き落とされると、腸がちぎれるほど悲しくなる。そして自暴自棄に陥る。「断腸」とは、子を亡くして悲痛の末に死んでしまった母猿の腸が、細裂(こまさ)かれていたという故事に由来する。

他者のことでも自分のことのように「断腸」の思いに駆られて、行動に出たのはマザー・テレサだ。「愛の反対は憎しみではなく、無関心」でいること。マザー・テレサの金言は、先進諸国の人々に対して警鐘を乱打したが、その言葉にさえ人々は無関心であった。

次から次へと新しいニュースが飛び込んでくる。そして忘れられる。しかし地球のどこかで、貧困、病、紛争に苦しんでいる人々は絶えない。マザー・テレサのように、継続して無償の愛を施すことは至難だが、彼女が遺した教訓から、何らかの糸口を見出せるのではないだろうか。

「私たちは大きなことはできません。ただ、小さなことを大きな愛をもってするだけです」。
世界の飢餓、貧困、災害、紛争に苦しむ子供たちの、支援活動をおこなっているワールド・ビジョンは、世界中の人々に呼びかけている。

「一人で何もかも変えることはできないけれど、一人を助けることから、世界は変わっていきます」。ワールド・ビジョン www.worldvision.jp/ では、チャイルド・スポンサーシップを募集している。

先般、かつての僚友であった君からメールが届いた。三年前に高校生の長女を白血病で失い。この度、高校を卒業したばかりの長男を交通事故で亡くしてしまった。親にとって、子に先立たれることほど悲しいことはない。さぞ断腸の涙を流したことだろう。


約一年後、受話器から聞こえてきた、君の言葉が忘れがたい。「悲しくて、悲しくて、身も心も張り裂けそうだったけれど、どん底に突き落とされて聖書を読んでいると、真実(まこと)の愛が見えてきたよ」。


2014年1月27日月曜日

あれまぁ~~



江美子と二人で、ジョイを学校に迎えに行く車の中で、
「暖かいの通り越して、暑いな~ぁ。ジャカランダが狂い咲きするよ~」
江美子が、
「狂い咲きするのは、植物だけではなさそうですね」
車窓から歩道を見ると
ビキニ姿の女性が犬を連れて、涼しげに歩いていた。
あれまぁ~~


2014年1月23日木曜日

2014年1月22日水曜日

サマーズ氏の国・帰ってきたひつじに掲載

東日本大震災の後、米国家経済会議(NEC)前委員長のローレンス・サマーズ(写真)米ハーバード大学教授が2011323日、ニューヨークで講演中に「誠に残念ですが、日本は貧しい国になるでしょう」と、陳述をした。

サマーズ氏は、日本の現状を生で見ていない。本当の日本の現状を知りつくしていない。今、困難な時期に、日本は貧しい国になる。あまりにも卑劣な発言。サマーズ氏は経済面ばかりを注視しているように思われる。

経済協力開発機構(OECD)の相対的貧困率よると、最も貧しい国はアメリカである。日本は未曾有の震災によって、最も心の豊かな国になるであろう。現に世界から賞賛の声が上がっている。

これからの時代は、貧しくても心の豊かさが問われる時代。サマーズ氏の国は、そんな芸当が出来るだろうか。

アベノミクスによって復活!  そ~らみろ!

オバマ大統領は歴代の大統領の中で最悪だ。
精神と経済が貧しい国は、サマーズ氏の国だ。

100倍返し!!!!!!!!!!!!!!


2014年1月21日火曜日

大寒とハリーポッター



きょう、一月二十一日は大寒、一年で最も寒い時期にあたる。
 
一年を通じて温暖なロサンゼルスでも、この時節は未明になると山沿いや沿岸地帯では底冷えがする。
 
寒さには強かったはずの僕であるが、大病を患い、一昨年の暮にセラミックの温風ヒーターを購入した。暖炉よりも便利でコンパクトであるから、どこにでも移動できるのが有り難い。
 
午後五時、ヒーターにあたりながら、正月の残りの餅を焼いて食べる。餅を二つ食べ終えたら、今度は、やおら重たい腰を上げて台所に向かう。お湯を沸かして日本茶を飲んだ。あれやこれやとしている内に、いつの間にか読書に熱中。やがてうたた寝をしてしまった。
 
余りにも寒いので、集中力に欠ける数日間を過ごしているのだが、これしきの寒さで生活のリズムが乱れるとは、実に情けない話である。
 
アメリカでは、原作となったJ・K ローリングさんの『ハリーポッター』シリーズで、大議論が捲き起こって久しい。事の発端はシリーズの第一作が出版された一九九八年の秋に遡る。巷ではオカルト的内容は悪魔崇拝を奨励しているとして、排除を訴える声が高まった。
 
元ジャーナリストのR・アベインズさんは数年前に、『ハリーポッターとバイブル』(未邦訳)を刊行されているが、内容がまるでオカルトの集大成である『ハリーポッター』が、子供にとっていかに有害かを指摘している。
 
問題となっているのは、ローリングさんが著書をよりリアルに描くために、魔術や占いを研究して来たことに言及、シリーズ内の呪文が実際に英国で信じられていた事や、現代のオカルト集団の魔術でも用いられているからだ。
 
全米図書館協会によると、過去数年間、禁書にしてほしい図書のトップだそうである。