2013年11月19日火曜日

『日本をダメにした官僚の大罪』



ある雑誌のコラムで、筆者が「挙句の果て」と書いているのを見て、年長のジャーナリストである畏友から、現代表記では「揚句の果て」と書く方が正しいとの指摘があった。筆者は余り細かいことにはこだわりたくないのだが、ふと、疑念が過った。

新聞社には『用語の手びき』なる本があって、校閲さんはその手引きに基づいて校正をする。従って、筆者の意に反して憂鬱は「憂うつ」、子供は「子ども」に書き換えられる。
 
NHKでは大地震を「おおじしん」と読むように定めているので、各民放も右へ倣えである。
それでは大震災も「おおしんさい」と読むのかとNHKに訊ねたら、それは「だいしんさい」と読んでくださいとのこと。ならば、大地震も「だいじしん」と読ませる方が賢明だ。
 
「揚句の果て」にしても、広辞苑では「挙句の果て」を採用している。その他の辞書で「揚句」を採用しているものは、わざわざ「揚句」は「挙句」の意であると注釈を付けている。
 
この拝謝な教示をしてくださったのは、国際ジャーナリストの後藤英彦さん。12年前、ニューオータニ・ホテル(LA)で、後藤氏の高著『日本をダメにした官僚の大罪』(講談社)の出版記念会が催された。
 
「開いた口がふさがらない、官僚たちの憲法違反の数々。国民を洗脳し、不幸にする「官」主主義国家・日本に育てた傲慢。国民の権利とカネを奪う官僚の無謀を暴く。それでもお役人を信用できますか?」
 
ところで、NHKでは大罪を「だいざい」と読ますのか「たいざい」と読ませるのか? 本の表紙を見ながら、つと、考え込んでしまった。

2 件のコメント:

  1. 犬HKでは 大日本帝國はどのように読むんですか? 「たいにほんていこく」
    オリンピックでまた互助会ができるみたいですね  お役人はまた新しい仕事場が増えるみたいだし
    今回グレンデール市に東大阪の市議がきたニュースは読んだけど 害無省(外務省)の方はいそがしかったみたいできてない。

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  2. 産経新聞におもしろいきじがありましたので 
    まぁある国がしつこく歴史歴史というので自衛官がマニラに着くまで どうゆう風に受け入れられるのかと不安だったと。 レイテ島は先の戦争で激戦地だったから。
    自衛隊でもこれぐらいの知識しかないのかと驚き

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