2012年5月26日土曜日

イエス様の癒しを信じる心

あの悪夢から、2012925日で、まる4年が経過します。カイザー(病院)のICUにいた時、医師にステージ4(末期癌)を宣告されました。

僕には信じられませんでした。何故ならば、親族で癌を患って亡くなった者がいないからです。僕は癌の家系ではありません。

一般の病室へ移ってからは、お見舞いに来られた方々に、僕は検査の結果、癌は消えて無くなりましたと伝えました。これは僕の妄想、いや、願望かもしれません。

僕は数日後、手術、治療も大切だけれど、イエス様の癒しを信じることのほうが、もっと大切だと悟りました。

現在まで、イエス様の癒しを信じ続けてきました。これからもイエス様の癒しを、とことん信じる所存でいます。

2010年、大晦日の午後8時頃に、僕は大喀血をいたしました。シティー・オブ・ホープ(病院)のエマージェンシーへ、車で駆けつけました。

車の中で江美子が、血の色はどんな色と聞きました。「鮮血ですか ?」。何にゆえにそんなことを聞くのかと、不思議に思いました。江美子は日本での職業は看護師です。

僕は、即座に病院へ向かうのが先決(鮮血)だと答えました。僕が駄洒落を口走ったのも、心にゆとりが芽生えていたからです。即ち、イエス様の癒しを固く信じて疑わなかったからです。喀血は癒される。僕のすべての病は癒されるのだ。

この日は、入院することになりました。数日後、検査の結果を医師に伺いました。医師は肺炎に罹っていると語った後で、骨にも転移していると告げました。

僕の癌は甲状腺に端を発して、脳、首リンパ、肺に転移していました。今度は骨にも転移していると聞くなり、目の前が闇で覆われました。イエス様の癒しを信じていたのに、更に悪化しているとは、知る由もありません。

僕は、だんだんと生きる希望を失いつつ、奈落の底へと突き落とされるような気持になってきました。落ち込むのと裏腹に、妙に元気が出てきました。僕の性格は、本来は弱虫なのです。日頃から怖がりです。だのに摩訶不思議、僕の信仰がためされられていることに気づきました。僕は自分に強く言い聞かせました。「イエス様の癒しを永遠に信じると」。

3週間後に再び入院をしました。ラディオ・アクティブ・アイオダイン(放射線)の治療を行うためです。治療と検査の結果は、骨に転移した影が完全に消えて無くなりました。脳、甲状腺、首リンパは、既に手術済み。後は肺に癌細胞が残っているだけです。

2011年の11月に、入院をして肺の癌細胞が死滅する目的で、もう一度、放射線治療を執り行いました。治療の結果は最悪でした。肺の癌細胞は増殖している。おまけに骨にまた転移していました。

祈っても、祈っても駄目じゃないか! 僕は自暴自棄に陥りました。鉛のようなストレスが、僕の胸と心を押しつぶします。ふと、僕は死の予感に気づきました。目をつむると、江美子とジョイの顔が現れてきました。どっと涙があふれ出たとき、僕は叫びました。そして声がかれるまで悔い改めました。

イエス様の癒しを永久に信じると約束したのに、ごめんなさいイエス様、この僕をお許しください。まだまだ試練は続くけれど、たとえ暗闇地獄に落ちようとも、神の武具(御言葉)で身も心も強固にしたい。

「それだけではなく、患難をも喜んでいる。なぜなら、患難は忍耐を生み出し、忍耐は練達を生み出し、練達は希望を生み出すことを、知っているからである。そして、希望は失望に終わることはない。なぜなら、わたしたちに賜っている聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからである。」(ローマ535

皆様に、祈りのリクエストがございます。僕の癌が完全に癒されますように、また、ストロークの後遺症、右半身不随が治りますように、失語症が完治しますように、切にお祈りください。有り難うございました。アーメン! ハレルヤ!

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