2015年8月25日火曜日

入院中の江美子の武勇伝

これは僕が入院しているときに、目の前で起こったエピソード

江美子がベッドのシーツをかたづけているとき。
「何これ」
シーツの上に錠剤が一つ落ちていた。
早速、担当のナースを呼んで伺った。
「これ飲み忘れと違いますか」
「こぼしたときに落ちたのです。血圧の薬です」
「あなたは、患者が薬を全て飲んだか確認しましたか」
面目なさそうにナースは、「いいえ」
「あなたはナースの基本がなっていません。この錠剤もバイタミンDです」とピシャリ。
ナースは江美子の迫力に ビビてる~!
         ◆
点滴の終わりを告げるブザーが鳴った。江美子は近くまで行き、点滴の袋を眺めた。
「何これ、まだ残っている。約三十分も」
時間の設定を間違えたのかも。
ナースを呼んで注意した。
アメリカのナースは計算もろくにできない。
         ◆
担当のナースが、血管確保のAVを三度も失敗した。
そばで見ていた江美子が見るに見かねて、ナースに言った。
「ここに薄い血管がある。そこを突いてごらん」
「できたでしょ!」
ナースは何ともいえぬ顔をしていた。
江美子はアメリカの、レジスターナースの質の低さに嘆いていた。


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