2013年7月4日木曜日

ペンネーム



高校2年生のとき、日ごろから口数の少ない現代国語の先生が、授業中に黒板に大きな字で、石川豚木(ぶたぼく)と書き損じたので大爆笑となった。

文学にあまり関心を示さない当世の若い人たちの中には、島崎藤村や永井荷風のことを「しまざきふじむら」、「ながいにふう」と読む者がいる。

ラジオのアナウンサーが名前を読み間違えて以来、藤本義一(よしかず)が(ぎいち)になり、松本清張(きよはる)が(せいちょう)と呼ばれるようになった。有名になると水上 勉(べん)、川端康成(こうせい)のように、有識読みといって音読みされることがある。

長谷川辰之助は子供の頃に実父から「くたばってしめえ!」とよく叱責されたので、二葉亭四迷(ふたばていしめい)とペンネームをつけたことは有名である。

近所の猫が窓から、ふらっと姿をあらわす度に「おー、ヘンリーじゃないか」。習慣のように口から出る猫の名前が、そのままペンネームになったのが、O・ヘンリー。

社会主義者の雄レーニンはなんと150にも及ぶペンネームを使い分けていた。 

4 件のコメント:

  1. 炊き込みおばん2013/07/04 7:20:00

    ふ~~ん 知らなかった~
    すご~~い 新井さん!!
    物知り博士だね^^
    エ? 私が知らないだけ??
    ガッカリ・・・・・

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  2. 物知り博士2013/07/04 11:09:00

    勉強になりましたか!

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  3. 炊き込みおばん2013/07/04 11:30:00

    新井先生大変勉強になりました。
    ただの授業有難うございました。
    これからも宜しくお願いします。

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  4. 物知り博士2013/07/04 11:36:00

    なぬ、授業料!
    後から請求書送ります。

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