2013年2月19日火曜日


日本人が好きな漢字(熟語)の統計によると、「愛」は毎回上位にランクされている。日本人は恋愛などで「愛している」という表現をよく使うが、家族の間柄では、言葉による「愛」の活躍の場が希薄である。もっぱら「好き」を多用している。
 
日頃、娘には日本語で「愛しているよ」と言うように心がけている。アイ・ラブ・ユーとは言えても、日本語で「愛している」とはなかなか言いづらかった。
 
お父さんがお母さんに、お母さんが子供たちに、子供たちが祖父母に「愛しているよ」って自然に語れるようになったら、日本人の精神性は随分と向上するのではないだろうか。
  
今さら照れる。心で通じ合っている。などの意見が聞こえてきそうだ。けれども、はっきりと口に出して言うことによって、家族の気持ちが良い方向へ動くとなれば、こんなに素晴らしいことはない。家庭崩壊も減少するのではないか。
 
現代の父親に求められているのは、真の強さである。真の強さには勇気と優しさが宿っている。「愛しているよ」、そのひと言が配偶者を始め、家族の日々の意識に改革をもたらす。
 
日本語の「愛」とは、何と美しい言葉であろうか。


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