2012年11月26日月曜日

思い出の秋

16歳のころ、4歳年上の看護婦さんに片恋をした。熱いお思いがこみあげてきて、彼女のことを思うと、胸が張り裂けそうになった。

そんなある日、同級生と一緒に観に行った映画は『思い出の夏』。少年と年上の女性との恋物語。

少年ハーミーは、夫が戦死した女性にあこがれる。僕は今の心境をだぶらせて映画を観た。やがてハーミーとその女性は結ばれる。主演のジェニファー・オニールの表情が、美しく哀調を帯びていた。

ミシェル・ルグラン作曲のメロディーが、甘く切なくて、何とも言えない夢心地に陥った。『思い出の夏』のサウンドトラック盤を聴くと。あの時の思いがこみあげてくる。

看護婦さんが結婚を機に退職をされるとき、病院の屋上で、赤いバラの花一輪プレゼントをした。彼女と二人きりの記念写真をカメラにおさめた。ああ、遠い、遠い思い出の秋でした。


2 件のコメント:

  1. 初めてコメントさせてもらいます(=・ω・)ノ
    ブログ村からたどり着きました♫
    何だか、ブログを読んでいてすっごく励まされました!!

    時々遊びに来させてもらいます(^-^)

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  2. ミルクレープさん
    とても嬉しいです。
    時々遊びに来てね!

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