2012年11月2日金曜日

希望を与える言葉

アメリカでの話。酒に酔った父親が中学生の息子と口論になって激白。大声で怒鳴りつけた。「黙れ、さもないと殺すぞ
 
通報により駆けつけた警察官に、父親はその場で逮捕された。言葉の暴力により三ヶ月間の禁固刑だ。
 
勤務中に従業員に対して何気なく発した言葉が、人種差別に準じてしまったので、早速、弁護士を介して告訴の手続きを取られた。
 
いずれも、巷で耳にした話である。禍の門である口から発せられる言葉だけに、良く吟味して使わなければ、大変なことになる。
 
「言葉は翼を持つが、思うところに飛ばない」と語ったのは英国の作家ジョージ・エリオットであるが、野村元監督が現役のキャッチャーであった頃、バッター・ボックスに立つ相手バッターに声を掛けることで有名であった。バッターが気を惹く話題を選んで、一人でブツブツと呟きながら、集中力を散漫にする作戦にでるのである。
 
この様に言葉には魔力が潜んでいるが、時として思うところへ飛んでくれない。そんなつもりで言った訳ではないのに、相手の心情を深く傷つけてしまうことがある。
 
かつて自分たちがそうであったことも、すっかり忘れてしまって、大人たちは子供の心を言葉によって随分傷つけている。ホーム・スクーリングのオピニオン・マガジン『チア・にっぽん』の記事から、学校で落ちこぼれの烙印を押された我が子に対して、その子の母親は「我が家の天才」と呼ぶようになった。エジソンも同じような評価を受けて、後に発明王になったからだ。
 
励ましと希望を与える言葉を、日々の生活の中で繁栄させたい。

1 件のコメント:

  1. 闘病の中でも尚人々に励ましと希望を与える言葉を、日々生活の中で繁栄させたい、と思っている新井さんに沢山の希望と感動をもらいました。
    私もそう心がけます。感謝でーす。
    貴方の心の恋人より。(恵美子さんに怒られる、あはははは)

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