2016年8月15日月曜日

エンジェル

2010年の大晦日に、喀血して入院をした。元日の朝、目を覚ますと僕のベッドの傍らに、看護士が立っていた。開口一番、看護士は囁いた「あなたと同じ所に傷があるのです。」

彼女と僕は、左側の耳元から首筋にかけて喉元まで、25センチの傷がある。看護士が言うのには、私も長いこと看護士をやっているけれど、私と全く同じ場所に傷があるのは初めてだ。

彼女は7年前に、僕は3ヶ月前に手術をした。しかも、執刀医が同じである。「あなたはクリスチャンですか?」と、彼女は僕に聞いた。僕が「イエス」と答えると、彼女は感激のあまり涙を流して僕のために祈ってくれた。「私のためにも祈ってくれますか?」。僕たちは手をとりあって共に祈った。

僕は「あなたはエンジェルですね」
「いいえ、私はエンジェルではありません。あなたが(私にとって)エンジェルです」
 
神様は心の不安な時に、エンジェルを送って慰めてくれる。生涯忘れることのできない新年を迎えることができました。

ふたりの出術の傷あとは、Jの形。JesusJ



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