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2016年4月29日金曜日
2016年4月28日木曜日
2016年4月26日火曜日
2016年4月25日月曜日
出世頭
川口君は大学を卒業して、今では外務省の幹部。
西村君は、タコ焼き屋チェーン店のオーナー。
三輪君は、ニューヨークのロー・スクールを卒業して、ニューヨークで弁護士。
目の前に座っているカップラーメンをすすっているのは、トラック運転手、建設工事、葬儀屋、露天商など、職を転々と変えている吉村君。
僕の家に居候している。家を出ていくとき聖書をわたした。
一年後、電話がかかってきた。屋台のラーメンを引いている。聖書を読んでいたら、教会に行きたくなり悔い改めて受洗しましたと言う。
僕はうれしくなり、君が出世頭や!
2016年4月22日金曜日
2016年4月21日木曜日
みどり色の蛇 大手拓次
仮面のいただきをこえて
そのうねうねしたからだをのばしてはふ
みどり色のふとい蛇よ、
その腹には春の情感のうろこが
らんらんと金にもえている。
みどり色の蛇よ、
ねんばりしたその執着を路ばたにうえながら、
ひとあし ひとあし
春の肌にはひつていく。
うれひに満ちた春の肌は
あらゆる芬香にゆたゆたと波をうつている。
みどり色の蛇よ、
白い柩のゆめをすてて、
かなしみにあふれた春のまぶたへ
つよい恋をおくれ、
そのみどりのからだがやぶれるまで。
みどり色の蛇よ、
いんいんとなる恋のうづまく瞳は
かぎりなく美の生立(おひたち)をときしめす。
その歯で咬め、
その舌で刺せ、
その光ある尾で打て、
その腹で紅金の焰を焚け、
春のまるまるした肌へ
永遠を産む毒液をそそぎこめ。
みどり色の蛇よ、
そしてお前も
春とともに死の前にひざまづけ。
◆
大手拓次は、大正期に活躍した詩人であるが、四十六歳(昭和九年)で歿するまで、一冊も詩集を上梓しなかった。
翌年、処女詩集『藍色の墓』を自費出版。編集を逸見 亨が担当。序文に北原白秋。跋文に萩原朔太郎が寄稿した。
大正期の詩人は、定職には就かないで、自由無頼な起臥(きが)を過ごしていたが、拓次は東京ライオン歯磨本舗の広告部に勤める忠実なサラリーマンであった。
原 子朗は、拓次の口語象徴詩の手法はボードレール『悪の華』へのフランス語による惑溺(わくでき)であった。と述べている。
『みどり色の蛇』を閲読してみると、ボードレールからの影響を色濃く受けていることが理解できる。従って病弱であった拓次は、生と死の交錯する妖しくて幻想的な世界に、自らのイマジネーションを昇華させる以前に、ボードレールの『悪の華』を徹底的に瞠目(どうもく)していたのである。
やがて拓次は今まで培ってきた抒情的妄想を劫火の中へと葬り、フランス象徴詩を道標として開花させた。
その代表作品の一つである『みどり色の蛇』は、真にみごとな詩であると思う。
2016年4月19日火曜日
2016年4月18日月曜日
2016年4月15日金曜日
2016年4月14日木曜日
2016年4月12日火曜日
健康が一番
家の近所のマクドナルドは、午後3時過ぎに学校帰りの子供たちで賑わう。アメリカの子供たちは、ファースト・フードに慣親しんでいる。
幼い頃からファースト・フード、いわゆるジャンク・フードを食べていると、健康に害をきたす。
小学校のランチ・メニューを見ていると、種類が少ない。ピザ、ホットドック、ハンバーガーフライド・チキン、ビーフ・ボール。
ビーフとチキンばかり、野菜と魚が少ない。ファースト・フードを長きにわたり、食べ続けているいと、生活習慣病になる。
我が家では、胚芽米に雑穀を入れて食べている。野菜中心で海藻類、魚、果物を食べるように心がけている。
食生活とサプリメントで、半分は健康が守られる。後の半分は適度な運動と、半年に一度健康診断。
聖霊の宮を汚すことは罪だ。健康が一番。
2016年4月11日月曜日
2016年4月8日金曜日
2016年4月7日木曜日
難しい
数学は算数よりも難しい
子供を産むより育てる方が難しい
政治家になるより農夫漁師になる方が難しい
電卓よりもそろばんの方が難しい
宇宙に行くことよりも人類が平和でいることの方が難しい
嘘をつくことよりも正直でいる方が難しい
死ぬことよりも生きることの方が難しい
2016年4月5日火曜日
対極
俳句が将棋なら
短歌は囲碁だ
タコ焼きがタコスなら
お好み焼きはブリトーだ
東京がニューヨークなら
大阪はロサンゼルスだ
バイオリンがアルトサックスなら
ビオラはテナーサックスだ
うどんがキツネなら
そばはタヌキだ
この詩を書いているのが僕なら
この詩を読んでいる者は老若男女だ
2016年4月4日月曜日
2016年4月1日金曜日
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