フラスコの中には
おれが生きていける分だけの
酸素と水
それから塩と缶詰があった
おれはまず
起きたら食べる
そして考えて考えて考えて眠ってしまう
再びおれは起きる
食べる
考えて考えて考え疲れて眠ってしまう
来る日も 来る日も
おれは目が覚めたら 考えて 考えて 煩悶する
そして眠る
おれは今日も起きなくてはならない
おれは今日も食べなくてはならない
おれは今日も考えなくてはならない
おれは今日も眠りにつかなければならない
限られた資源と食料を与えられて
この小さな空間に
どうして おれは生きなくてはならないのだろうか
おれは生きる
その代り 食べたくない 考えたくない 目覚めたくない
おれは死なない
眠りつづけるのだ
おれはガラス張りの向こう側を拒絶した
おれは眠り続けるのだ
フラスコの口の穴から恵まれた
僅かな土の中で
おれはひたすら眠り続けるのだ
ある日
ふと思った
おれはミミズになってしまったのか
それともミミズだったのか
時折
細長い肉体を
ニューバネビビロバーン
波打ちながら
おれは もう何も考えない
ガラス張りの向こう側からは
もう一人のおれが
ニューバネビビロバーン
「こいつ まだ生きていやがるぜ」
冷笑している
今日はコンピューターもOKです。 朝から大変忙しかった。 もう少しわが社の働き人も機転が働くといいけど まぁ感謝しましょう。
返信削除ミミズの気持ちが理解するには ミミズが人間になれば 理解できるでしょうが 2度とミミズにはなりたくないというでしょう。人間が愛を持ってミミズになったら 人間にもどることを考えられないでしょう。残ったいのちはミミズのまま。ゾッとする
人間悩みがあるのも また楽しや 喜びをしるから
私愛のない者ですから これからも死ぬまで現状維持でいきます。