書店を覗くと『言葉』に関する本が、ところせましと並んでいる。同じく、文章上達法の本もかなりの数がある。けれども、これらの本の中で、定型詩や自由詩など、文章道の基本となる韻文の緊要を説いている著書は皆無に等しい。
内外で文豪と呼ばれている人物の、書生時代を参考にしてみれば一目瞭然である。彼らはみな詩歌を学び詩歌を吟じた。
先ず、短歌、俳句、自由詩などの、ありとあらゆる作品を読むことである。その次は自分で詩歌を作ってみることだ。これらのことを継続していくうちに、手紙から論文、小説、企画書に至るまで、散文を書くための技術が自然と培われていく。
それでは気負わずに、素直に、日常の出来事や、日ごろ感じていることを、あなたらしく詩で表現してみよう。
謝 罪
ごめんなさい あブー
すみません あポー
もうしわけございません あブー
おゆるしください あポー
深く反省しています あブー
あやまっても あやまっても
口癖が災いする
ぼくはただただ平謝りするだけ
あブー
あポー
あブー
(詩/新井雅之)
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